初詣って、神社とお寺のどちらに行きます?
我が家では、毎年2日or3日のどちらかに成田山新勝寺に初詣に行きます。
何気なく毎年初詣に行っていましたが、初詣は神社に行くものという声も聞いたことがあります。
ということは、何かルールがあるのでしょうか?と思い、調べてみました。
初詣は、神社?お寺?どっち?
江戸時代までの日本は、神社もお寺も同じようなものとして扱われていました。
明治に神仏分離という考え方となり、お寺と神社は別物となりましたか、初詣の習慣はそのままとなっているようです。
実際に初詣ランキングには、神社もお寺もランクインされていますからね♪
毎年初詣している成田山新勝寺も2015年の予想は、全体の二位。寺院では、トップとなっております。
(詳しくは、mappleのこちらを参照ください)
喪中・忌中の初詣について
身内に不幸があると初詣は控えるべきと思っていました。
が、実際には神社とお寺で考え方がまるっきり異なっていたので、考えを整理しておきます。
この考え方の違いは、神道と仏教で『身内の不幸』に対する考え方の違いによるものになります。
忌中の初詣について
神道で死は「忌み嫌うもの」「穢れ(ケガレ)たもの」とされます。
この穢れた期間は『忌中(キチュウ)』と呼ばれ、没後50日がこれに当たります。
この忌中の間は神事や結婚式、公の行事への出席や派手な行いを控え、慎んだ生活を送ることとされています。
と言うことは、50日も慎んだ行動を取るべきか?となるのですが、現代では忌中の期間を短縮しても良いとされています(昭和23年12月18日付 神社本庁「神職服忌心得に関する件」(通達第34号)の第9項「忌の期間は、特殊な事情があって已むを得ない場合は適宜縮減するも差支えない。」より)
特に合格祈願やお宮参り等のタイミングが重なった場合、気になる方は、氏神さまや詣で予定の神社に相談してみてください。
ただ、結婚式とかは嫌がる方もいるかもしれないので、ご本人やその両家の方に問い合わせたほうが、無難そうですね。
喪中の初詣について
仏教では、死は「穢れ」ではありません。法要はお坊さんにお願いしますので、切っても切れない関係にあります。
なので、喪中であってもお寺で手をあわせて合掌するのは、むしろOKということになります。
最後に
神社では『祈祷』。「よろしくお願いします」って感じがします。
お寺では『護摩焚き』。起こったことに対する「ありがとうございました」って感じがします。
であれば、大晦日はお寺に行き、そのまま年越した後、神社へ初詣するってのが一番良いのかも知れませんね。
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