埼玉防災学習センターでいきなり起こる様々な災害を経験できます
道の駅おおたで朝御飯を購入して食べてから、帰宅に向かうのですが、途中道草も食って行こうと言うことになりました(食ってばっかり)。
んで、向かったのが鴻巣にある埼玉防災学習センターというところ。
まあ、暑いので室内でタダのところで探してヒットした所なんですけどね…(汗)
でも、ここ当たりです♪
玄関には消防車が展示されてますが、車内にクーラー効いてないのでスルーです。
中では四つの防災体験(台風・煙・消火器・地震)ができます。
台風体験は身近でも感じられるけどここなら安心だね!
台風体験では、風速35kmを体験することができます。
しかし、一方向からの風のため、それほど怖さを感じることはありませんでした。まぁ強い風だなぁ…って感じです。
説明でも、本当の台風では風向きが読めないので大きな大人でも脚を取られてしまうので、出歩かないのが良いといってました。
消火器体験で私の常識が変わったよ!
二つ目は火事の時の消火器の使い方を習います。
実は水曜日に勤め先の防災訓練があり、消火器の使い方を習っておりました。
まさか、週に2回も消火器を使うなんて…。(こんなことは現実にならないことを願います)
天ぷら鍋から出火している火事の映像に向けて訓練用消火器から出る水を放ちます。
「天ぷら油に水?」って質問しようとしたら、本物の消火器の中身は水ではなく細かい粉であると解説があり、安心して油にも使ってよいとのことでした。
敢えて天ぷら油の映像にしてたんでしょうね。
天ぷら油でも、躊躇せずに消火器を使って初期消化するために…。
あくまでも消火器は初期消化で使用するもの。
火が天井に達していたり、危険と感じたなら逃げることを優先して欲しいとのことです。
無理は禁物!餅は餅屋!!ですね。
煙体験で扉の開く方向に意味があったことを知ったよ!
火事で危険なのは、火以外で煙とのこと。
煙を吸い込まず、無事に外まで避難することを体験します。
煙体験の煙は甘い匂いがするのですが、その匂いを感じたらアウトらしいです。
口にハンカチやタオルなどで覆って逃げるのがコツ!
それから、避難口となっている扉は外に向かって開くようになっているとのこと。
扉が手前に開くのなら、方向は逃げ場ではないという証拠なのだそうです。
扉の開く方向で避難経路がわかるとは知りませんでしたので、良い経験になりました。
震度7経験について
トラックの荷台に載った地震体験車で震度7は体験したことがあります。
椅子とテーブルがある小部屋で地震に遭遇するという設定です。
ですが椅子とテーブルがあるっていうことは室内と想定され、家具も固定されているという不自然さと合わせて、どこかアトラクション的な感じが否めません。
今回経験したのは、物が一切無い床全体が大きく揺れる震度7です。四隅には床から飛び出さないように囲いがあるだけ。
なので、息子ちゃんは四つん這いになりながらも、ゴロゴロと転がっておりました。
大人も静かにしていることは不可能です。声は出ますし、何も補助なく立っていることは不可能です。
また、揺れている最中は、子供を含め、自分以外の誰かを助けることは不可能なのではないかと感じました。
この経験は大事だし、有事の際に躊躇なく地べたに這いつくばれると思います。
何かに掴まってもその何かが壊れたり倒れたりする可能性が大きいですからね…。
ましてや机のしたに潜り込む…なんて余裕も無いでしょうから。
まずは『大きな揺れを這いつくばってでもやり過ごす』事が大事だと感じました。
もしもの時のための準備について
災害が起きている最中について、様々な体験ができます。
いざというときにパニックにならず少しでも冷静に行動するために事前に体験しておくのは良いことと思います。
そして、災害がおさまった後の準備も必要です。
我が家はキャンピングカーを使っている関係で一通りの防災グッズは揃っているようでした。
寝床は確保されているので、プライバシーによるストレスは少な目だと思います。
簡単な救急用品や多少の食料もキャンピングカーに積んでいます。
でも、この防災学習センターで震災後の準備として紹介されたものとして『メガネ』を追加しました。
息子ちゃんはメガネが無いと周りが全く認識できません。
なので、四六時中メガネをかけているので、寝ているとき以外にメガネを持ち出し忘れることは無いと思います。
しかし、旅先でもメガネを破損する可能性があります。
いつメガネが使えない状態に陥っても大丈夫なよう、昔使っていたメガネを替えのメガネとしてキャンピングカーに常備しておくことにしました。
同様に普段コンタクトレンズを使用している方も、災害時持ち出し袋にはメガネを準備しておくと良いと思います。
リアス・アーク美術館の展示物
この施設の一角に東日本大震災の津波の影響について、展示がされておりました。
ぐちゃぐちゃに折れ曲がった、学校の机や看板など…。
災害のなかで、一番強いインパクトのある東日本大震災ですが発生から数年が経ち、身近に災害の影響を示すものに触れる機会がなくなっており、私自身少し印象が薄れかけておりました。
きっと現地ではマダマダ復旧・復興に向けて前に進んでいる最中で、まったく記憶が薄れるようなことはないと思います。
身近に感じる機会が少ない今こそ、もう一度真正面から向かい合ってみなくては!と感じました。
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