日本の夏を乗り切るために
このところ、日本の夏はエアコン無しでは生活できなくなってきてますよね。
キャンピングカーで旅行しても、電源が確保できないところでは夜過ごすとができず、行動範囲が限定されがちです。
ところが、毎回電源のあるRVパークのようなところを押さえられたら良いのですが、そううまくいかないことも多々あります。
扇風機を駆使してもどうしても熱が溜まるところがあり、熱中症は死に直結しかねない状態だったりします。
ポータブルエアコンの検討
この灼熱の日本の夏を乗り切るために何が良いかを考え、前々から気になっていた小型のポータブルエアコンを検討しました。
キャンピングカーの大きさを考えると小型のポータブルエアコンでもキンキンに冷やすまでには至らなくても、熱中症を回避できるくらいには役立つのではないかと。
んで調べてみると色々ありますね。
でもほとんどが電源を有するものだったり。自立するものもありますか、長時間使用するならそれなりのバッテリー容量の確保が必要だったりします。
現有資産のアップデート
バッテリーを増やしてエアコンも増強するなら今あるウィンドウエアコンを活かす方策を考えても良いのでは・・・との思いに落ち着きました。
車載のウィンドウエアコンは1時間あたり700kwほど電力を消費します。夜間6時間くらいを考えたら4000kwhほど電力があればよさそうです。
ではこの電力をどうやって手に入れるか・・・が問題です。
外部電源が取れない状況なら、以下のどちらかになるかと。
- 電気を生み出す
- 溜めた電気を使う
上記1なら発電機となりますが、利用できるシュチュエーションは限られます。発電機を遠慮なく使えるところって海岸の駐車場や山の中とか・・・。サービスエリアなどの駐車場でも利用できそうですが、基本的には迷惑ですよね・・・。
では2の場合、当然ながら使ったらなくなるわけで、それを補うためには再チャージが必要となります。再チャージの方法はソーラーパネルを使った発電か走行によるオルタネーターからの発電でしょうかね。
ソーラーパネルを使った発電は設備投資も馬鹿になりませんし、工事も大変そう。しかも昼間しか活躍できず、日中でも天候次第では期待通りの結果を得られないかもしれません。
キャンピングカーでのキャラバンでは予想外のことも多く発生するわけで、可能な限り計算できるようにしておくことが快適な旅につながるわけで・・・。
ならばサブバッテリー同様、走行発電で充電できれば良いかなぁ・・・っと。
ただ、通常の走行充電では大容量のバッテリーへの充電にとてつもない時間がかかってしまい、安心して使えるって思えず現実的ではないかもです・・・。
急速充電可能なシステム
シガーソケットからの充電だと1024Kwh充電するのに10時間くらいかかりそうなので、とても現実的ではありません。。。
『詰んだ』と思ってたら、エコフローのオルタネーターチャージャー(EcoFlow 800W Alternator Charger)なら走行充電でも1024kwhのバッテリーに理論上、1.3時間くらいで充電できてしまうらしく・・・。(最高出力を維持し続けたら、の話ですけどね。)

たった1時間チョット移動するだけでで1024kwhの電源が確保できるのなら『ありかも!』って思い始めました。
でも1024Kwhの容量だと車載しているエアコンでは2時間持たない感じです・・・。少なくともその倍、できたらその4倍欲しいところ。
でも本当にそんなシステムが計算通り組み込めるのか・・・。ウィンドウエアコンは普通に利用できるのか・・・と疑心暗鬼も、もし上手くいったら・・・という期待もあり・・・。
そんなときエコフローで半額セールをやっており、2048kwh(エアコン3時間利用)ならチャレンジしてもよいのかも・・・って悪魔が心のなかでつぶやきます。

と言うことで、ボーナス時期ということもあり、清水の舞台から飛び降りてみることにしました。
ポタ電 と オルタネーターチャージャーが届いた♪
エコフローのセールが5月末までだったので、ギリギリまで悩んで、ポチったのが5/30です。ギリギリまで悩んで悩み尽くして、お酒の勢いもありつつ、わけ分からなくなってポチっちゃいました。
数日経って6月の初めの頃にポチったポタ電が到着しました。
ポチったのはDELTA 2 MAX と EcoFlow 800W Alternator Charger のセットとなります。

今回はこのセットを買うとポタ電のケースが無料となるらしく、3つの箱での配送となりました。

さっそくポタ電開封
まずはポタ電本体を開封します。

箱を開けるとおしゃれな感じで黒くて密度の濃い発泡スチロールと箱が収まっていて、箱にはECOFLOWと書かれています。

発泡スチロールと箱を取るとポタ電本体が鎮座していました。

箱から中身を全部出すとこんな感じ。
思ってたほど大きくないですね。箱を持ったとき、なかなかの重さだっただけに大きさも覚悟していたので、少し意外でした。
黒い箱の中に3種類(AC・DC・シガーソケット)のケーブルと説明書や保証書などの手引きなどが入ってました。
いたってシンプルな内容物一式ですね。

説明資料には、輸送時は蓄電容量を抑えているので、到着後まずは満充電にしてから使用してくださいとの記述がありました。
実際どのくらいの蓄電具合なのか確かめようと電源を入れてみるとバッテリー残量は30%の状態でした。

ということでさっそく充電から始めたいと思います。
本体の背面にあるAC電源ケーブルの接続口とコンセント専用ケーブルでつないで給電を行います。

ということで、背面の蓋をぱかっと開けてみます。

黄色い点線がとても目立ちますね。この点線の内側が充電に使うエリアとなります。
右側がAC電源ケーブル等から給電するところ。左にある差し込み口はソーラーパネルから給電するのに使うらしいです。
AC電源ケーブルをコンセントに挿すと自動で給電が開始されました。

入力は1404Wで約1時間で充電が終わると表示されてます。

たった1時間で残り70%も充電できるの?って思いましたが、実際表示通りの時間で充電か完了し、こんなに早く満タンになるなんて・・・と感動しちゃいました。
アプリインストール
充電されるまでの間、説明書を読んだり、エコフローのスマホアプリをインストールします。

DELTA 2 MAXやAlternator Chargerは基本的にはこのアプリから操作するようです。なのでこのアプリの導入は必須となります。
アプリをインストールしたら、ファームウェアのバージョンを最新にしておきます。

そしてアップデートするデバイスを登録します。

本体の表示もアップデートを表す『UP』が表示されます。

アップデートされ、本体も最新になりました。

アプリ入れたり、ユーザー登録したりしてるうちに充電が100%になったので、早速キャンピングカーで使ってみることにしました。

外部電源として接続し、車内ではウィンドウエアコンを回しています。
この日の気温は30度近くあり、湿度も多く蒸し暑い日でした。
なのでエアコンもフル稼働の状態で消費電力も700wを超える感じてす。
表示を見ると現在の充電状態に99%でこのまま続けると3時間後に終わりを迎えそうな感じです。DELTA 2 MAXは容量が2024kwhなので700kw消費するエアコンなら計算通りの利用時間となります。
お昼12時過ぎにエアコンを使い始めて午後3時前に残り電気残量が3%となりました。

計算通りの結果となりましたね。
しかもこの約3時間の間、エアコンが止まったりおかしな動きをすることもなく、安定して稼働し続けておりました。
日陰とはいえ、外気温30度の日中でも車内は快適な状態で、こんなにうまく行って良いものなのだろうか・・・。と実験成功にひとりニタニタしてしまいました。
正味の話、3時間弱では物足りませんので、容量を増やす必要はありそうなので、タイミングを見てエクストラバッテリーも検討してみたいと思います。
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