キャンピングカーでユーザー車検にチャレンジ!!初めてでドキドキしたけど安くて早いのでやって良かった!!

点検

アミティを購入して、なんだかんだ2年が過ぎました。

最近、車の故障なども昔ほど多くないと思いますが、昔ながらの2年ごとの車検(普通車の新車は初回3年)・・・。
この車検と定期点検が故障減少に役立っているのか、品質が上がっているのか・・・。

キャンピングカーであるアミティも、燃費以外は快適に運転できており、問題と感じる場面に遭遇したことはありません。

が、決まりは決まりなので、車検を受けなければなりません。

これまでは、特に考えもせず車用品店やディーラーで車検を頼んでおりました。

定期点検がついて、車検代が2万円弱(ディーラーだともう少ししますが・・・)なので、面倒なので頼んでしまうケースがほとんどでした。

キャンピングカーとはいえ、新車で購入した車の2年目です。

大きな変更はしていないので、車検が通らないような状態ではないだろうと思い、折角なので今回はユーザー車検にチャレンジしてみることにしました。

スポンサーリンク

まずは予約から!!

ユーザー車検車検を行うにあたり、まずは予約を取る必要があります。

予約は、自動車技術総合機構の自動車検査インターネット予約システムから行います。

サイトの利用方法などは説明を読めばわかりますが、特に読まなくても操作できるのでユーザーインターフェースは良いと思います。

スマホからも操作が可能なのですが、PC用のサイトのため、ちょっと扱い辛いかなぁ…って感じです。スマホ用の画面になれば、より良いと思います(お仕事に繋がる?)。

詳しくはサイトの操作ガイドを見ていただきたいのですが、まずはアカウントを作成する必要があります。

アカウントが無事作成できると予約を行うことができるようになります。

しかしながら、3月は一番混む時期のようでまったく空きが無い状態・・・。

有効期限から1か月以内っていう制限をもう少し緩和してくれたら良いのにね・・・。

そうすれば、もっと分散して検査を行うことが可能となるのに・・・。

とか、文句言っても仕方ありません。

念のため、鮫洲の東京運輸支局に予約を取っておきました。

東京運輸支局は、ガラガラに空いていますね・・・。

他の検査登録事務所では考えられないくらいの空き具合です。

ですが、やはり自宅近くで受ける方が楽だと思います。
ということで、ほぼ毎日夜中にこのサイトにアクセスして、キャンセル待ちすることにしました。

数日間、夜間に起きてはサイトにアクセスし、空き具合を確認する毎日を過ごしましたが、なかなかキャンセルが発生しません。

といっても、予定が付かない日や時間帯では、時々数台の空きが発生しています。

このまま鮫洲まで行くことになるのかな・・・って、あきらめかけていたら、何とか火曜日の第一ラウンドに最寄りの車検場に空きが発生し、滑り込むことができました。

ということで、この日に有休を申請して初めてのユーザー車検に行ってくることにしました♪

事前の確認!!

ユーザー車検の予約は二週間前から予約可能となります(これももう少し早く予約できたら良いのに…って思います)。

んで、無事に予約が完了したら、車検に向けた準備をしなくてはなりません。

まずは車の点検です。

先日ハイマウントストップランプが切れており、AtoZさんでクレーム対応してもらい、問題はクリア済みです。

そして、ライトやウィンカーやワイパーやウォッシャー液等は自己確認してオッケーです。

下回りの洗浄もガソリンスタンドにある高圧洗浄機で洗っておきました。

そして様々なサイトを見て、下回りのセルフチェックもしておきました(ってちょっと覗いただけですけどね)。

特に問題ないだろうと素人判断…。

まぁ本来は全ドライバーが日頃から実施しなくてはいけないレベルのチェックなんだと思いますけどね。

あとは当日持っていく必要のある書類関係等の確認です。

一応、事前に用意すべき事項についてのチェックリストがサイトにあるので、参考にしても良いと思います。

当日♪

自宅から15分くらいの所に最寄りの自動車検査場があります。

なので、第一ラウンドでも普通の起床時間で問題ありません。

当日持って行った書類等は以下の通りです。

  1. 車検証
  2. 自動車損害賠償責任保険証明書
  3. 自動車税納税証明書
  4. 印鑑
  5. ボールペン
  6. 鉛筆

結果として、上記書類等のうち、上二つしか使わなかった気がします。

とは言え、一般的に言われている上記は揃えて持っていった方が無難だと思います。

重量税の納付

まず初めに運輸支局の敷地内にある「陸運協会」の建物に入り、「ユーザー車検を受けたいです。」と言い切ってやりました。

そしたら、テーブルの向こうにいたお兄ちゃんが、3枚の書類が必要である旨を教えてくれ、その書類を左の窓口へ持っていってください。

と教えてくれます。

言われた書類を取り、窓口へ行くと一部始終を聞いていたお姉ちゃんが3枚の書類と車検証を受け取り、電卓をたたきます。

お兄ちゃんが教えてくれた書類の2枚に印紙をペタペタ貼り付けています。

そして「26400円です」と言われるので、言われるまま身銭を切ります・・・。

お釣りを受け取ると「新しい自賠責保険には加入していますか?」と聞いてくるので、「今日入るつもりです。」と言うと敷地から出たところにある建物で加入できることを教えてくれます。

そして自賠責に加入したら「8番窓口へ行ってください。」と案内してくれます。

自賠責保険への加入

「自賠責加入からのぉ~8番窓口」と心の中で呟きながら、道を挟んだ案内された建物に入って、「新しい自賠責に入りたいです」といいました。

すると古い自賠責証明書と車検証をくれといわれます。

ここでも言われるまま古い自賠責証明書と車検証を渡し、5分もしないうちに新しい証明書が発行されてきます。

「24か月分ですが、今年度から少し安くなったので30210円になります。」と笑顔もなく言われます。

「安くなったって3万円以上じゃん orz」って心の中で叫びましたが、顔は笑って気前よく払ってやりましたよ!

はじめにお兄ちゃんと話してから、新しい自賠責保険に加入するまで15分もかかっていません。

この15分の間になんの疑いも持たず、言われるがまま「56610円」も払ってしまっています。

普段では考えられない気前の良さに、何か詐欺の被害にあっているような気持ちにさえなってきますが、大丈夫なんでしょうね・・・きっと。

車検受け付け

続いて言われていた8番窓口に行って、持っている書類をすべて渡すと車体番号やら住所やら記入しなさいと軽くあしらわれます。

鉛筆やらボールペンやらを駆使して作成する書類ですが、基本的に車検証に記載されている内容の転記なので、難しさは全くありません(ちなみに鉛筆もボールペンも用意されてるので持参は不要でした)。

ただし、車検証に無い項目もあります。
それは走行距離の記入欄です。100km未満は切り捨てですが、事前に見ておくことをお勧め致します(私は写真撮っていきました)。

一通り記入して、再度8番窓口に持っていくと笑顔でハンコを押してくれます。

ちなみにこの8番窓口はユーザー車検専用の窓口となっていました。この頃はユーザー車検の人が増えているんですかね?

不安な方へのサポートについて

窓口の横には、不安な方は言ってください。と書かれた張り紙がありました。

なので「初めてなので優しくしてね」って言うとオレンジのカードを特別にくれるのです。

そして「慣れていない方は5番レーンで実施してもらうのですが、車高が高いので2か3番レーンに行ってください。
このオレンジのカードを見せると補助員がついて説明します。」とのこと。

恐らくですが、私のような何もわからない輩が来て、訳わからず時間ばかりかかるということを避けるためなのでしょう。

ここは見栄を張らず、甘えさせていただくことにします(教えてもらうのタダだし・・・)。

さぁ本番!検査レーンに並びます。

必要な書類は手に入って、各種チェックもクリアしました。
ということで、本番の検査レーンに進みます。

3月ということもあり、とても混んでいるように感じます。

2・3番レーンと思われる列の一番後ろに並んでひたすら待ち続けます。

待っている間、暇なのでさっきもらったオレンジのカードの裏に書かれている検査レーンの検査内容説明を3回も読み直しちゃいました。

でも、大雑把な内容なのでこれから始まる検査への不安は高まるばかり・・・。

なので、スマホでユーザー車検の説明サイトを読んでイメトレを行います。

  • 一旦見学した方が良かったのかな?
  • テスター屋さんへ行ってからの方が良かったのかな?

とか…

情報過多になると不安って増えるようです・・・。

なので並んでいる途中からは情報収集をやめ、外の景色を見たりして心を落ち着かせることに努めました。

本日の車検では、消防車がいっぱいいましたね。

消防車も車検を受けるんだな・・・とか考えながら進みやっと自分の番がやってきます。

第1ブロック:同一性の確認と外観検査と構造確認

検査官が鉄のハンマーのついた棒を持って近づいてきます。

そして、書類をくださいというので渡すといわれた通りに車を操作してくださいと・・・。

外観検査

外観検査の際、やった操作は次の通り。

ライト付けたり、ワイパー動かしたり、ウォッシャー液出したり、ウインカー付けたり、リバースにギアを入れたり、ブレーキ踏んだり、ハザード付けたりしながらホイルナットをカチカチたたきます。

特に問題は無いのでしょうね。
指摘事項も全くありませんでした。

構造要件の検査

外観検査で特に指摘はありませんでした。

車の回りを一回りしてから、運転席までやって来て「キャンピングカーなので構造要件を確認します」とのことで、キャビンを見せろと・・・。

シートベルトやベットは目視のみ。特に長さや高さを測ることもありません。

ちなみに2列目シートは対面式にしていても大丈夫でした。

水タンクの確認とシンクを確認し、「コンロ設備は?」と聞かれたので、しまい込んでいるコンロを出してOKとなりました。

同一性の検査

構造要件確認のあと、エンジン始動時のもたつきが無いか確認して第1ブロックの同一性の確認と外観検査完了です。
少し前に進んで、補助員がくるまで待つよう言われました。

と、エンジンルームは見なかったな。そして運転席横の車体番号の札も見なかったな・・・。

ということは同一性チェックはしなかったってことか?

とか細かいことは気にせず、補助員が来たので前に進むことにします。

第2ブロック:サイドスリップ・ブレーキ・スピードメーター・ヘッドライト検査、第3ブロック:排ガス検査

続いて補助員と一緒に検査レーンに向かいます。

ここから先がドライブスルー形式の検査レーンになります。

補助員の方は、優しそうな笑顔を見せながら、色々と教えてくれます。

例えば、スピードメーターの検査では、50km/hくらいまでスピードを上げてからアクセルを離して40km/hくらいでスイッチを押すと成功しやすいとか。

実際にやってみると車が進まないのにアクセル踏むのはちょっと勇気がいりましたね。

ちょっと躊躇していると優しい補助のオッチャンが「頑張ってアクセル踏んで!」と応援してくれます。

補助のオッチャンの声援を受け、50km/hまで速度を上げたのち「アクセル離して!」の声に従いアクセルから足を離します。

そして、40km/hにスピードが下がると「今だ!」と言ってくれます。

もちろん検査結果はOKです♪

ブレーキの検査

ブレーキの検査でも「思いっきり踏んで!」とか声かけてくれるので、おじさんの言われるがまま従う私…。

うまく行くと「よしっ!」ってほめてくれます♪

サイドスリップの検査

続いて、サイドスリップの検査では「まっすぐとユックリと前に進んで…」と言いながら、車の横を歩きながらついてきてくれます。

まっすぐ行くだけなので問題は無かったですが、どこから始まって、どこで終わったのか思い出せません…。

ヘッドライト・排ガスの検査

ライトをロービームにして、そのまま車を降りるよう言われます。

いわゆる光軸検査を行うのですが、こちらはなにやら鏡のような箱が勝手に動いて検査しているようです。

この箱が検査している合間に排ガス検査をするので、車後方に来るよう指示を受けます。

排ガス検査ではプローブと呼ばれる機器をマフラーに突っ込むのですが、このプローブもオジチャンがアミティのマフラーまでもってきてくれます。

そして、オジチャンが「奥に入れて」というのでマフラーにプローブを突っ込むだけが私の役目・・・。

ライトもロービームとハイビームの両方を検査して、問題なしの判定を頂きました!!

第2・3ブロック結果

そんなこんなで、第2・3ブロックもすべてOKとなりました。

なので、検査票を記録機に差し込み結果を記録して次に進みます。

第4ブロック:下回り検査

真ん中に穴が開いているレーンをゆっくりと進み、停止位置に車を止めます。

エンジンを切って、サイドブレーキを引くと叔父様が「サイドブレーキは戻して」と優しくささやいてくれます。

下のチェック状況をモニターで確認し、ハンドルを左右に動かしたり、ブレーキ踏んだり、サイドブレーキを引いたりの操作を行います。

要領が分かっていないので、思いっきりハンドルを切ったら叔父様から「そんなに回さなくて良いよ」と優しい突っ込みが・・・。

ということで、第4ブロックも問題なくOK♪

第5ブロック:総合判定

私の叔父様のおかげで、第4ブロックまで全て合格することかできました♪

そして最後のブロックなのですがレーン脇の小屋は書類一式を持っていって、総合判定してもらいます。

総合判定でオーケーとなれば検査レーンでの作業は完了です。

初めての検査レーンでドキドキしながらすごした私の叔父様に一言お礼を言おうと思ったのですが、叔父様は既に居なくなってしまっておりました…。

何処からともなくやって来て、助けてくれたら行ってしまうなんて、まるでウルトラマンとかのヒーローみたいですね!!

と言うことで心の中で『ありがとう~!』って、空に向かって叫んでおきました!!

そして、庁舎の七番窓口へ行って、書類一式を渡すと有効期間更新が無事終了となり、フロントガラスに貼る小さめのシールを受けとります。

そして、キョトンとしていると「以上で終了です。」って七番窓口の職員さんが声かけてくれました。

呆気ない完了…

朝8:30に自宅を出発し、「終了です」と言われたのが10時頃。

トイレに行ったりしてから自宅に戻ってきたのが、10:30頃でした。

民間の車検代行では、一週間程度の車預りと言われてました。そして車検代行代は六万強って言われてました。

それが、ユーザー車検ならたったの二時間ですし、車検代行代はプライスレス。

しかも優しい叔父様とのドキドキ体験付なのですからね…。

ほんと、ユーザー車検にはまりそうです。

まぁ整備は別途しなくてはなりませんが、少し落ち着いた時期を見て検査がてら整備してもらいにディーラーへ行こうかと思ってたりします。

そう考えると車検は強制的に納税させるための仕組みであり、法律を逸脱した車でないことを検査するのが目的。

整備や法定点検は、安全に快適に運転するためのものであり、普段からドライバーがすべきこと。って思いましたね。

これまではこの二つを当時にやってもらっていたので、意味を理解できていなかったと思います。

これからは、点検と検査の違いを考えて、整備と車検に望もうと思いました!

コメント